長崎 平和のカンパ寄贈の旅(8/18~19)
Konoyubi.レポート
2025.08.18
コープこうべでは、「平和」を「未来」につなぐ取り組みとして、中高生を対象にした平和の旅を実施しています。
8/18~19に開催された「長崎平和のカンパ寄贈の旅」に中高生8人が参加。参加者で「Konoyubi.」メンバーの颯大さんが、旅のレポートをします。
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今回、私たちは組合員のみなさんから寄せられた「平和のカンパ」を長崎原爆病院に寄贈するとともに、第2次世界大戦中に原爆を投下され、多数の死傷者を出した長崎で、平和について学びました。
飛行機で長崎空港へ、バスに乗って長崎市に到着。はじめに原爆資料館へ行きました。
ピースバディ(平和ガイド)の林田さんのお話を聞きながら館内を見学。被爆地の悲惨さを知り、平和について考えるきっかけになりました。
その後は、フィールドワークへ。原爆の爆風によって破壊された鳥居や、被爆しながらも生きている「クスノキ」を見ました。原爆の威力がどれほどのものであったのか、考えさせられました。
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2日目は、爆心地周辺の当時の地層や防空壕、平和記念公園をフィールドワーク。平和祈念像をみました。当時の状況を学び、現在の平和への取り組みを目の当たりにし、「長崎を最後の被爆地に」ということを改めて願いました。
その後、被爆直後に治療を行った永井隆博士の記念館に行きました。永井博士の生涯を学び、如己堂も見ました。自身も白血病にかかり、原爆で怪我を負っても、他の人の治療をしているのは称賛に値すると思います。
最後に、長崎原爆病院でカンパの目録をお渡ししました。昨年、お渡ししたカンパ金で購入した治療用機器を見せていただきました。細胞を増殖させる装置で、悪い細胞をいち早く見つけることに役立っているそうです。少しでも、苦しんでいる人の助けになれば幸いだと思います。
<取材メモ>
僕自身、関西に住んでいて広島については、小学校で学んだのですが、長崎についてはあまり知らなかったので、今回の旅を通して学べて本当によかったです。改めて、原爆の恐ろしさを学び、世界で核兵器廃絶を行うとともに、現在起こっている戦争や紛争の終結、世界平和の実現を早急に行うべきだと思います。(颯大)