「こども食堂」『心をつなぐ 西風(いりかじ)の宝』

Konoyubi. レポート

2025.08.17

「Konoyubi.」メンバーの、颯大さんが、コープ宝塚の組合員集会室で開催されている、こども食堂を取材しました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

心をつなぐ応援団『西風の宝』が作った地域密着型のこども食堂は、子どもからご高齢の方まで幅広い年代の方々が利用しています。食事に困る子どもを1人でも減らしたいとの思いで、月2回、こども食堂を運営されています。

看板.jpg

今回は、『西風の宝』の清谷さんにお話しを伺いました、こども食堂を始めたきっかけは、ある人との出会いでした。その方は、小さい頃に食事をあまり与えられず、たまにコンビニ弁当を食べるくらいで、親からの虐待を受けていました。

自分と同じ境遇の人を減らしたいと思う、その人の願いの一つが、「こども食堂」でした。元々、エイサー(沖縄の踊り)の指導や、平和活動をすすめていた清谷さん。

その願いをかなえるために、地域力を生かして周りの人と協力し、こども食堂を立ち上げたのでした。

やかん.jpg調理品.jpgメニュー.jpg

こども食堂に来る人は、家族連れなど子どももいますが、高齢者の方も多いです。清谷さんは、「もう少し子どもも来てほしい」「本当に子ども食堂を必要としている子に届いているのか心配」と言います。

今後は、月2回だけでなく回数を増やして、地域の人々の「第2の居場所」になることが目標です。

料理.jpg

こども食堂では、さまざまなイベントも行われています。沖縄の文化も味わうことができるので、ぜひ一度、こども食堂に寄ってみてはいかがでしょうか。

チラシ.jpg

<取材メモ>

 最初にいただいた食事はとてもおいしかったです。第2の居場所を感じることができました。その後の取材で、こども食堂の設立の経緯などのお話とともに、「平和」についても話していただきました。こども食堂で自然に感謝する。これが連続することによって良い環境が生まれます。これも平和への第一歩かもしれません。「平和」を宝塚から日本へ。そして世界へとのことでした。確かに感謝しあえるような世の中になれば「平和」であるといえると私は思いました。あらためて、戦争を2度と起こしてはならないと思いました。(颯大)